出来事

小平中の校章のデザイン

7月7日、七夕の日、小平中の校章のデザイン制作に関わられた矢吹(神奈川県在住)さんが本校を訪れ、校章にまつわるお話をしてくださいました。

昭和22年、開校して間もない小平中では学校のマークである校章がなかったために、校章を設定したいという要望が高まっていたそうです。
その年、校内で校章設定のための図案募集があり、当時中学2年の矢吹さんのデザインが選ばれたのだそうです。
矢吹さんは、校章のデザインについて次のように説明してくださいました。


当時の校舎の倉庫の白壁に菱形のマークの様なものがあり、これをぜひ校章のデザインに取り入れたいと思った。
菱形の上の部分はその間の縦棒と合わせて、小平中の「小」の文字を表し、菱形と上の縦棒、學の子の下棒の部分を合わせ、「中」の文字を表した。
このように菱形で小平中の略称「小中」を表し、当時の教頭先生のアドバイスで、菱形の中に中學という文字を入れて完成させた。
校章が決まったら、校章の入った学帽も制定してほしいと願ったが、当時はどの家庭でも学帽を買うことができるような状況でなかったため、そこまではできなかった。


持参された校章のデザインに関する資料を見ながら、なつかしそうに話してくださいました。
本校の歴史にまつわる貴重なお話をいただき、小平中のすばらしさをまた一つ感じることができました。
矢吹さん、お忙しい中、ご来校いただきありがとうございました。
今後も、卒業生や地域の皆さんから小平中の歴史や教育活動に関わる情報をお届けいただければ…と願っています。