こんなことがありました!

食と放射能に関する学習

 今日、6年生で「食と放射能に関する学習」を行いました。原子力基礎工学研究センターから講師をお招きし、「自信を持って販売するために~生産者として知っておきたい放射線の知識~」という題で講演をしていただきました。放射線は、大昔から私たちのまわりにあることや、放射線と健康なくらしのかかわりなど基礎的なことを教えていただきました。また、原子力発電所の事故による環境への影響や除染、食の安全についても資料をもとに分かりやすく説明していただきました。

 

 その後、生産者として実際に仕事をされている方から「震災後の取り組み~青年部「結」での販売会を通して~」という題で、生産者目線で生の声を子どもたちに話していただきました。東日本大震災後に発生した「風評被害」を払拭し、福島県産の魅力をPRするために、菌床しいたけ若手生産者が結成した「結」の取り組みについて知ることができました。原発事故による風評被害に嘆くのではなく、自分たちから一歩前に進もうとする生産者の方の思いが印象的でした。農業における”ふくしま”が抱える課題は、全国各地で問題になっていることと共通点が多いそうです。”ふくしま”での取り組みが「日本の農業の次世代モデルケース」なるという言葉に、希望を抱くことができました。今回の話をきっかけにして、これからの社会を生き抜く人材になれるように、小学校の段階からできることをしていきたいと思います。