出来事

地下水サミットが開催されました

 

本日、本校を会場に平田村役場地域整備課に事務局を置く、「安全・安心でおいしい地下水連絡協議会」主催の「安全・安心でおいしい地下水サミット」が開催されました。

豊かな天然水を地下から汲み上げ、生活用水や農業用水等に利用し、地下水の大切さを感じ、その環境を守り抜いていこうとする市町村がこの協議会に加盟しています。

本村のほか、県内の町村、そして遠くは、北海道、千葉県、富山県などの町村も参加しています。

本校生徒も、環境教育やふるさと教育の一環としてこの講演会に参加しました。

後援会のテーマは、「天の恵・地の宝・人の技 ―『地下水』を活かし伝える―」です。

講演の後、生徒たちは感想をまとめましたが、平田村の水資源の豊かさ、環境のよさに気づくとともに、水を守ろうとする取り組みの大切さを知ることができたようです。

講演会の後、加盟団体各町村長によるサミットが行われ、サミット宣言が採択されました。


【生徒の感想より】

・地下水も家の水道水と変わらないものかなと思っていましたが、地下水の方が便利でおいしいということを聞いてとても驚きました。私の家は地下水ではありませんが、母の実家は井戸水を使用しています。私の身近にも、井戸水や地下水はたくさんあります。そのことをきちんと理解して生活すると、井戸水、地下水の長所が身にしみて分かると思います。今回、地下水の長所、短所、どうやって循環していくのか、また、人々はそれをどうやって利用しているのかが、よくわかりました。

・地球の水は意外とたくさんあるようで、少ないんだなと思いました。7割が海、3割が陸地ということは知っていましたが、地球上全ての水を集めても、全然足りないということに驚きました。平田村は自然がいっぱいで、私の家も地下水を使っているので、水が豊富だと思います。けれど、日本全体を見ると水道水に頼るしかないというところが多く、この先の未来の水はどうなるのか、とても気になりました。私は、今まで知っていると思っていたけれど、もっと水のことについて知識を深めていきたいと思いました。

・私はこの講演を聞いて分かったことがたくさんありました。なぜ地下水はこんなにおいしいのかと思っといましたが、この話を聞いて、雨水に含まれている不純物や有害な物質が地層を通り抜けるときに濾過されているから、私たちが飲んでいる水がこんなにおいしいのだと感心しました。私は地下水の長所は少ししかないと思っていました。水質がよくておいしいということしか知りませんでした。しかし、長所も短所もたくさんあるということを知り、驚きました。

・今日の講演を聞いて、世界の約21億人が安全な水が確保できないという事実がとても印象に残りました。それに比べると日本はとても恵まれた環境だと思います。ここ、平田村で今日まで水に困らずに生活できているのも、恵まれた環境と、それを維持しようと努力をしてきた先人たちのお陰だと思います。今日の講演を聞いてから、水に対する意識が変わりました。自分の代だけでなく、次代まで水資源をつなげ、豊かな暮らしが今の代も次も、その次も続くよう、水を大切にして生活したいです。