こんなことがありました!

2019年11月の記事一覧

学生さんによる授業!

 今日は、全ての学年で学生が計画した指導案をもとに、授業が行われました。何度も学生同士で検討し、教材を準備して今日の授業を迎えたようです。緊張した表情をしている学生でしたが、とても落ち着いて授業をしていました。子どもたちも、いつも以上の頑張りを見せてくれました。各学年の授業の様子を紹介します。

<1年生>跳び箱を使った運動遊び

 4つの場を設定して、跳ぶ・跳び上がる・跳び降りるなどの運動を行いました。次々と場所を移動して運動することができ、運動量が確保されていて子どもたちもとても楽しそうでした。学生が模造紙に書いてきた楽しく・安全に授業をするための合い言葉「と・び・ば・こ」を守って取り組むことができました。一つ一つの運動がうまくできたときには、よさをその都度ほめて、子どもの意欲が持続するように工夫していてすばらしかったです。

 

 <2年生>かたかなで書く言葉

 カタカナで書かれたカードを仲間分けをして、それらがどんなグループに入るか考えました。音を表す言葉・食べ物を表す言葉など、グループごとに相談しながら学習を進めました。2時間目には、自分たちでカタカナを使った文章を作りました。子どもたちへの指示が分かりやすく、一言一言を丁寧に発する姿に、感心しました。

 

 <3年生>ラインサッカー

  4つのチームに分かれて、パス練習から始まりました。「〇〇さん!」「〇〇先生!」と声をかけ合いながらパスを回していました。パス練習の後は、ミニゲームを行いました。どの子も楽しめるように動ける範囲を決めて、個々の児童がボールに触れる機会を増やす工夫をしていました。学生さんも一緒にゲームに参加し、うまくいった時には、ともに喜び合う姿にとても好感がもてました。

 

<4年生>道徳

 「雨のバスていりゅう所で」(規則の尊重)の学習を行いました。登場人物の気持ちを問いながら、あなただったらどうする?きまりは何のためにあるのだろう?と道徳的価値にせまりながら授業が展開されていきました。一人一人の意見を取り上げ、丁寧に板書していくことで多様な意見を見ることができ、自分の考えと比べながら振り返ることができました。昨日出会ったばかりの子どもたちにも関わらず、名前を呼んで指名をしている姿に感心させられました。

 

<5年生>三角形の面積

 直角三角形の提示から始まった導入。マス目が入ったワークシートだったので、補助線を付け足して長方形の半分になっていることに気付くことができました。そして求めた面積を2でわることが必要になりそうという見通しを持たせることができました。その後、一般的な三角形を提示して長方形や平行四辺形に形を直せば、面積を求めることができるということを学習することができました。それぞれのグループにやさしく声をかけ、子どもたちのつまずきを確かめながら授業を進める姿が印象的でした。

 

 <6年生>学級活動「将来私たちに必要な力は?」

 5人一組のグループに分かれて、「将来の夢、今の自分の長所・能力、将来の夢のために何をがんばるか」ということを話し合いました。それぞれのグループに学生が入り、子どもたちに意見をコーディネートしていきました。自分のよさを書くことに恥ずかしさを感じている子どもがいましたが、学生に「こんなところが良かったよ」と声をかけてもらい、安心して書くことができていました。どのグループも互いの目を見てうなずきながら話を聴き合う姿が随所に見られ、やわらかな雰囲気の中、将来の自分について考えることができました。学生自身の体験談や思いを真っ正面から子どもたちに伝える姿に、感動しました。

 

  楽しかった2日間もあっという間に終わってしまいました。33人の学生さんにとって小平小学校での初めての実習が、記憶に残るものになってほしいと思います。戸惑いもあったかと思いますが、学生のみなさん、貴重な時間をありがとうございました。いつでも小平小学校に顔を出してくださいね!!

人との出会いは、一生の宝物!!!! 

米づくりでお世話になった方へ

 5年生は、総合的な学習の時間で「米づくり」に取り組んできました。本日、お世話になった地域の方が子どもたちが収穫した米を持ってきてくださいました。一人一人に袋詰めしていただき、ずっしりとした重さを感じることができました。

 代表の子どもが「1年間ぼくたちのために、米づくりのお世話をしてくださりありがとうございました。」と感謝の言葉を述べました。地域の方からは、「平田村で育って、こんな学習をすることができたということを忘れないでほしいと思います」と激励の言葉をいただきました。

 

福島大学の学生さんと一緒に

 今日、明日と福島大学の学生が本校に来校します。福島大学の教育探究クラスの2年生33名が、学生自身の教職への意識を高めること、児童生徒との交流を通して、児童理解の基礎を養うことなどを目的に来校しています。

 朝、出会いの会を多目的ホールで済ませると、手をつないで教室まで案内をする子どもたち。温かな光景がホールに広がりました。子どもたちのたくさんの笑顔を前にして、学生の表情も和らぎます。1時間目から学生は子どもたちに積極的に関わってくれました。ひざを折り曲げて子どもとと同じ目線で、支援をする学生。真剣に話を聞き課題に集中する子どもたち。良い雰囲気が各教室で見られました。

 

 

 昼休みは学生が企画した集会が行われました。縦割り班ごとに分かれて、風船運びリレーを行いました。3人1組で風船を運び楽しそうに活動している姿が印象的でした。全校生で遊ぶ機会はなかなかないので、子どもたちにとって良い機会となりました。

 

 放課後には先生方との懇談会が行われました。年齢が近い若手の方から経験が豊富なベテランの先生方と直接話をすることができて、新しい発見をすることができた時間になったのではないでしょうか。我々教員にとっても、これまでを振り返る良い時間となりました。

 

 学生の訪問は、明日も続きます。学生による授業も行われるので楽しみです!!

どうすれば求められるかな??

 今日は、第5学年の授業研究会がありました。平行四辺形の面積の学習です。子どもたちは、4年生の時に長方形と正方形の面積を学習し、面積は辺の長さが分かれば計算で求められることを学習しています。

 今日の授業では、見た目ではすぐに底辺と高さが分からない平行四辺形の面積を求める課題に取り組みました。形を変えれば求められそうという見通しをもつことができましたが、求めやすい平行四辺形に直せばできる!ということに気付くには時間がかかりました。何とかして面積を求めようと必死に考える姿が大変立派でした。

 

 

 2学期も残り1ヶ月を切りました。どの学年もまとめの時期となります。子どもたちが何ができるようになったのか、何ができるようになればよいのかをはっきりさせながら日々の授業を大切にしていきたいと思います!

中学校の先生と一緒に

 今日は小中交流事業の一環で中学校の先生が6年生と一緒に算数の授業を行いました。小学校の教科書の内容を少し膨らませて、数の範囲を「ー(マイナス)」の世界まで広げると「小さな数から大きな数も引くことができるようになる」ことを学習しました。中学校の数学になると数の範囲が広がり、四則演算ができる範囲も広がっていきます。6年生の児童は、感覚として「ー(マイナス)」を知っているものの、計算で扱うことはなかったので戸惑いの様子が見られましたが、「式の数字を反対にして大きい数から小さい数を引くように考えればできそう」ということに多くの児童が気がついていました。

 

 授業の終盤に中学校の先生からの挑戦状として「-3と-1ではどちらが大きい?」「-0.1と-0.01では?」と数の大小を比べる課題が出されました。児童は、「えっ?」という表情を見せましたが、「数直線で表すと0に近い方が大きいから・・・」と友達との交流の中で理解し、解決することができました。1時間での学習でしたが、中学校の先生と授業をすることで、一歩進学へのイメージが高まってきたのではないでしょうか。